根拠のない自信だけで生きてきた

ふざけた事を真面目に考察するネタブログです

邦楽ロックってまだサブカルの域を出ないのだろうか?

最近ツイッターを見ていて驚いたことがある。

邦楽ロック好きの女子のとこを所謂サブカル女子と呼ぶようだ。

 

確かに僕が学生時代だった10〜15年前ぐらいまで、邦楽ロックはサブカルに近いものがあった。

 

その頃メインストリームに乗ってるのは、宇多田、浜崎あゆみモー娘。

ミスチルやGRAYのようなPOPSがメイン。

ロックといっていいのはラルクORANGE RANGEぐらいなもん。

 

BUMPやアジカンなんかはほぼ間違いなくサブカル。アニソンになったりはするもののCM曲には使われないし、好きな人は好き。メインカルチャーとは言えないものだった。

 

だが今はどうだろう?

クリープハイプは映画の主題歌になり、ONE OK ROCKはCM曲にも使われている。

邦楽ロックの祭典「ROCK IN JAPAN」では4日間で27万人を動員。

開催日は電車も特別号を用意するほど。

 

もやは好きな人は好きではなく、ほとんどの人がジャンル自体は認定しており、学生に至っては知らない方がおかしいぐらいになってきている気がする。

 

もちろん今だにメインカルチャーと言われるのはEXELEやAKB、乃木坂。

そのあたりのことだろう。

 

そう言えば椎名林檎なんか僕らの学生時代なんかはまさにサブカル音楽の代名詞とも言われる存在で、好きな人自体も変わり者が多かった。

高校生のあの頃椎名林檎を聴きながら髪をピンクに染め、リストカットのあとをシュシュで隠していた秀美ちゃん元気ですか?今もリストカット続けてますか?

 

そんな椎名林檎がオリンピックの演出を担当していたことには驚愕した。

確かに日本風ロックと呼べるような音楽ではあるし、それをやること自体に違和感があるわけじゃあないが、オリンピックという世界が集まる舞台で日本代表して演出を披露。テーマソングまで担当。


椎名林檎 - NIPPON

 

確かにここまで有名になったのは一部の人だけ。ジャンル自体がメインカルチャーではないのかもしれないが、ここまでいったら一般化したらもはやサブカルじゃないんじゃないのか?

 

ではなぜ今だに邦楽ロックがサブカルと呼ばれるのか?

 

その原因はロックというジャンル自体。

ロックは海外のものという認識が強いように思う。

 

この前同僚とどういう音楽を聴くのか?という話になった時に、邦楽ロックといったら、

「日本語のロックってダサくないですか?」

と言われた。

 

まさにこれがその象徴とも言えるんではないだろうか?

実際僕個人としては好きで聞いているんだが、30歳になって大手を降って邦楽ロックが好き!というのはちょっと気恥ずかしい気もする。

 

実際聞いているのは学生が圧倒的だろうし、昔聞いていた層も大人になるにつれ徐々に離れていっている気がする。

そんな僕は最近マイケルジャクソンのかっこよさを再認識してしまい、邦楽ロックしか聞かなかったのが、徐々に洋楽に流れてきている。

 

そもそも音楽の好みなんて感性の問題で、何が好きで何が嫌いかなんて人それぞれ。

どっちがいいどっちが悪いなんてことはない。

子供向けの音楽が好きな大人がいることはおかしいことじゃないし、幼少期からクラシックしか聞かないなんてませた人もいるだろう。僕は今だにカラオケに行くと「おジャ魔女カーニバル」を熱唱します。俺まじ名曲。

 

 

だから何も恥ずかしいことじゃないんだが、やはり一部のメインカルチャーしか知らない人にとっては、邦楽ロックなんか聞いてるの?

というジャンルなのだろう。

 

それに対してこちら側は変な気恥ずかしさを持ってしまうから、

いつまでもメインカルチャーにはなれないんじゃないだろうか?

 

そろそろメインカルチャーぶって、好きな人がみんな堂々と声をあげれば、そのうちメインカルチャーになるんじゃないでしょうか?

 

本日は以上。それでは。